北海道の歴史・開拓の人と物語

北海道開拓倶楽部

2024.10.19 同時代ライブラリー

あいぬ物語 (18) 日露戦争・樺太の戦い編④

日本軍との邂逅
「さぁ、いよいよ日本の旗らしいぞ!」

明治37(1904)年7月、日露戦争の戦いは当時ロシア領であった樺太に及びました。7月7日に上陸した日本軍はロシア軍を追って北上、豊原西部の軍川で南樺太の覇権を賭けた決戦に臨みます。このとき東海岸にいた山邊安之助たちは、どのように戦況を見守ったのでしょうか?
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2024.07.23 同時代ライブラリー

あいぬ物語 (17) 日露戦争・樺太の戦い編③

上陸そして豊原占領
樺太アイヌたちが待ち望んだ日本軍がやってきた

日露戦争における陸の天王山「奉天会戦」に勝利した日本は、アメリカに仲介を依頼して講和を進めますが、これを有利に進めるために樺太攻略を計画します。日本軍の上陸を今か今かと待ちわびていた山邊安之助ら対雁帰還のアイヌは、どのようにこれを迎えたのでしょうか? 参謀本部編『明治三七八年日露戦争史第十巻』より、ほとんど紹介されることのない日露戦争での樺太の戦いを紹介します。
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2024.04.02 同時代ライブラリー

あいぬ物語 (16) 日露戦争・樺太の戦い編②

隔離されたコタン
内通を恐れて出入り禁止、反発した男たちは

日露戦争編第2弾! 明治37(1904)年2月に始まった日露戦争は旅順をめぐる攻防が続きます。12月になって元屯田兵が主力となった旭川の第七師団が二〇三高地を攻略すると戦争は一挙に日本有利に傾きました。日本に最も近いロシア領樺太では日本への内通を恐れ、山邊安之助のいるコタンが閉鎖状態に置かれました。
 
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2024.02.04 同時代ライブラリー

あいぬ物語 (15) 日露戦争・樺太の戦い編①

「日露戦争編」始まる
コタンに響くコルサコフ海戦の砲音

山邊安之助「あいぬ物語」新章「日露戦争」開始!
明治37(1904)年2月6日、日本はロシアに国交断絶を通告。旅順で、黄海で水陸の激しい戦いが始まりますが、同年8月、戦乱はついに樺太にも及びました。「樺太コルサコフ海戦」です。山邊たちはこの戦いをどう迎えたのでしょうか?
 
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2023.12.09 同時代ライブラリー

あいぬ物語 (14)

詮索を受けるコタン
今に見ていろ! 日本の軍艦がドシドシやってくるから!

明治37(1904)年2月9日、日露戦争が始まります。当時、山邊安之助が暮らしていた樺太はロシア領となっていましたが、戦火は及んでいませんでした。そんなとき山邊たちと交流していた日本船がロシアの目を盗んでやってきました。今回は『あいぬ物語』は日本船が帰った後の村のようすです。
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2023.10.22 同時代ライブラリー

あいぬ物語 (13)

日露戦争勃発
日本軍の連勝を何よりも嬉しく感じた

樺太アイヌ移住民の一人、山邊安之助は樺太の故郷にもどって10年が経ちました。この間、日露の対立は激化し、明治37(1904)年2月、ついに日露戦争が始まりました。戦場と遠く離れた樺太にまだ戦火は及んできていないものの、少しづつ安之助の周囲にも戦争の影が忍び寄ってきます。
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2023.09.03 同時代ライブラリー

あいぬ物語 (12)

故郷の暮らし
猟と漁の日々

命からがら樺太に辿り着いた安之助一行は南樺太の玄関口である大泊に行きます。しかし、そこは樺太千島交換条約によってロシア領となっていました。ロシアの官憲に邪険に扱われた安之助一行ですが、現地の日本領事の親切もあり、出身地である冨内村に向かいます。ロシア風に変わっていく沿道に驚きながらも、安之助一行は18年ぶりに故郷に戻りました。
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2023.07.23 同時代ライブラリー

あいぬ物語 (11)

18年ぶりの富内村
安之助は故郷に帰る

九死の一生の想いで樺太に戻った安之助一行は、ロシアの官憲に捕まりました。親切な和人の助けによって一行は救われ、故郷を目指すために南樺太の中心都市・大泊(現コルサコフ)に船で向かいました。街はすっかりロシア化されています。桟橋に近づくとまたロシア官憲が現れました。一行は無事に故郷に付けるのでしょうか?
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2022.08.20 同時代ライブラリー

山邊安之助著『あいぬ物語』第10回

樺太上陸
和人とロシア人の好意に救われる

故郷に帰ろうと宗谷海峡を渡った安之助一行は、嵐に遭って命からがら樺太に辿り着きました。しかし、上陸と同時に船は沈み、荷物も大半は海の中へ。どこに上陸したのもわからないまま、一行は呆然と故郷の浜に立ち尽くします。
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2022.07.07 同時代ライブラリー

山邊安之助著『あいぬ物語』第9回

帰郷の決意
安之助は宗谷海峡を渡る

疫病により多くの犠牲者が出たあと樺太アイヌ移民のコタンは火が消えたようになりました。そうした中で、安之助は子供の頃に離れた故郷を訪ねようと決意します。官に許可を求めると、拍子抜けするほどあっさりと簡単に許可が出ました。
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2022.06.03 同時代ライブラリー

山邊安之助著『あいぬ物語』第8回

安之助の武勇伝
アイヌと和人の兄弟の契り

語られるのは侮辱を受けた和人の実力者と兄弟の杯を交わす経緯です。知古美郎のとった行動は、大和民族とアイヌ民族との関係が新大陸におけるアングロサクソンと先住民との関係とは似て非なるであったことを示しています。
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2021.12.07 同時代ライブラリー

連載・山邊安之助『あいぬ物語』第5回

1 流転──帰化新附の民 ⑤

対雁に移住した樺太アイヌの山邊安之助はアイヌ学校を修了。さらに勉強したいと就学資金を貯めるために働きに出ます。ところが本州の学校で学びたいという安之助の夢は叶いませんでした。何があったのでしょうか? この他、明治の顕官西郷従道と樺太アイヌとのエピソードなど興味深いエピソードが語られています。
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2021.10.30 同時代ライブラリー

連載・山邊安之助『あいぬ物語』第4回

1 流転──帰化新附の民 ④

対雁に「強制移住」させられた安之助は、明治10年にこの地に設けられた「対雁教育所」に入校します。この学校はアイヌ民族から言語と文化を奪ったとされる後の「旧土人学校」の原型。ここで安之助はどんな屈辱的な差別と迫害を受けたのでしょうか?
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2021.10.01 同時代ライブラリー

連載・山邊安之助『あいぬ物語』第3回

1 流転──帰化新附の民 ③

樺太で育った安之助がいよいよ北海道に渡ります。樺太アイヌの北海道移住──。そうなんです。安之助は北海道近代史に悪名高い「樺太アイヌ強制移住事件」の当事者だったのです。実際にはどのようなことが行われたのでしょうか? 当事者の言葉に耳を傾けましょう。
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2021.08.28 同時代ライブラリー

連載・山邊安之助『あいぬ物語』第2回

1 故郷 ── 北蝦夷からふと島 ②

最古のアイヌ人自身による自叙伝『あいぬ物語』の第2回は、筆者・山邊安之助が過ごした樺太でのアイヌと和人とのほのぼのとした交流の様子が語られます。後段では樺太に進出してきたロシア人の様子が語れます。
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2021.07.31 同時代ライブラリー

連載・山邊安之助『あいぬ物語』第1回

1 故郷 ── 北蝦夷からふと島 ①

新連載企画のスタートです。大正2(1913)年に出版された山邊安之助(1867-1923)著『あいぬ物語』です。令和2(2020)年の直木賞を受賞した川越宗一『熱源』の原作です。月一回程度の掲載となります。
 
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